「最悪失敗したらバイトすればいいじゃない」私に足りなかったのは「覚悟」
大学卒業後、Fラン大学卒業だった私は学歴コンプレックスを背負いながらも、なんとか東証一部上場企業2社に内定をもらい、大手病ながらもその内の1社に進み会社に入っても出世意欲剝き出しにして順風満帆なキャリアで同期最速1年半でチーフに昇り、5年ほどで課長として管理職昇進を果たしていきました。
気づくと年齢の割にはそこそこの肩書と収入を手に入れておりFラン大学卒業の落ちこぼれからしてみたら大きな承認欲求を満たされ不自由ない暮らしをしておりました。
やがて社会人3年目になったタイミングで副業解禁がされ、当時からもっていた貧乏性スキルが疼き、土日に何かやりたいと思い、週末起業として社会人向けにサークルを始めたり、株・FX・投信などを始めていき従業員としてではなく初めて個人で自由に稼ぐという体験をしていきました。
良い夢を見ながら安眠していたら現実では蚊に血を抜かれていたような日々
副業をするまでは不自由ない収入があり、仕事のやりがいもあり休日がこなくても充実しているといえるくらい充実した会社員生活をしていたので不満もなく独立の思いはまだ先にある眠った考えでした。
3年目になりチーフポジションになると仕事のハードルが上がり、営業として通期で賞を取るほど売れていたのでどんどん予算も上がりやがて予算が達成できなくなってやりがいもなくなっていき、結果的に2年間は本業に身が入らない期間が続きました・・・。かっこ悪い話ですが環境に不満を言って「私が売れなくなったのはどんどん予算が引きあげられたせいだ!」不満を思っていても予算が下がることもなく、ただただ成績とスキルとやりがいだけが腐っていく毎日でした・・・。
そんな時に趣味程度で始めていた副業は調子が良く、1日での収入換算をすると副業が本業を上回ることが増えて、自分で稼ぐことの魅力にはまっていきました。
個人で稼いだら大手のキャリアや収入よりも圧倒的な「財産」がついてきた
副業は収入が増えることがメリットですが、今まで関わらなかった人たちと関わりが増えたり、全てが自己責任による完全な成果主義になったり、いつでも好きな時に自分のペースで仕事ができる・・・。これらの価値は会社員時代には得ることができない価値でした。。会社員だとどうしても尊敬ができない人たちとも一緒に関わっていなければならなかったり、ノルマ・予算はどんなに高くても会社が決めてしまったらそれが正義になり達成できなければ失敗になり、やりたくもない仕事や無理な納期で指示がくることもよくある日常だったと思います・・・。それでも収入は同年代と比べるともらっていたので本業に不満がありながらも副業と兼任で仕事を続けていきました。。
管理職になり収入はどんどん上がり反比例してやる気はどんどん下がる(笑)
やがて異動が決まり予算などもリセットされたタイミングで成績が大きく改善し、課長になるための管理職試験の推薦が届きなんとか試験に合格して晴れて管理職になっていきます!
表面上は花形キャリアで収入も良いうえに大手と管理職の肩書まであって良いように見えますが管理職になってからは地獄の日々が続いていきました。毎日とにかくやることが多く、毎週管理職会議では数字へのプレッシャーが大きくかかる日々でした。
管理職なのでそれが当然ですし、それだけお金をもらってやっていることなのでとにかく耐えて乗り切る一択で気づけばやりがいなんてものは雀の涙程度しか無く、あんなにイキイキとして休日なんていらないと言っていた私が休日しかいらない!と思うようになっている社会人になっていました。
同年代の「起業家」と「専業トレーダー」との出会いで加速する独立への思い
相変わらずイベントの副業をやっていた私はそれがきっかけで同年代でイキイキしている起業家と専業トレーダーさんに出会うことになり、とっても楽しそうに日常を語り生き方にはどこか自分とは違う余裕すら感じる印象でした。
二人に「専業・起業をするときに会社を辞めるのは怖くなかったんですか?」と同じ質問したところ二人とも一字一句間違えずに「最悪失敗したらバイトすればいいじゃない?」・・・。
何度か聞いたことのある言葉でしたがその当時不満がある働き方をしていた私はその言葉が心臓の中に強く熱く入っていく感覚で手に取るようにわかりました。
1に勇気、2に度胸、3に覚悟・・決断をするときに大切な考えをカイジより。
今までは大手の管理職という肩書をそこそこの収入があるので怖くて辞められませんでした。
ただ、失敗しても最悪バイトして稼げば確かに生活はできてしまうし、営業の道に戻ってくればなんとでもなるということを思い始めていた私はとうとう覚悟を決めて退職届を提出してしまい大手の肩書・キャリアと一緒に収入も捨てる覚悟をもって独立して成功することを誓い個人事業主・フリーランスとして今を生きていくことになりました。この記事を書いているのも独立して約1か月経った頃でどんな状況なのか次の「独立して1ヶ月で感じたことや起こったこと」の記事で書いておきますのでぜひご覧いただけますと幸いです。
ここまでご覧いただきありがとうございました!